相対性理論と標準原子モデルは現代物理学の根幹であるが、この２つの理論を最初に否定したため、物質の成り立ちから宇宙に至る多くの物理理論を見直すことになった。
当初の予想では、相対性理論や標準原子モデルを否定する仮想物理は、途中で論理破綻を起こすか、理論間の整合性が取れなくなり、成り立たなくなるだろうと考えていた。
しかし、検討を進めても論理破綻は起こらず、全体として整合性のある仮想物理を構築することができた。
各章において、課題を解決する仮想理論は常に複数あったが、その中から最もシンプルで他の理論との整合性が取れる仮想理論を採用した。
「現実の現象を満足する」と言う基本原則のもと、「理論では説明できない現象」「原理が不明の理論」「理論と矛盾する現象」を解決すると言う当初の目標は達成できたと思う。
なお、本仮想物理は、「はじめに」で述べた思考方式に従っているが、この思考方式を当てはめれば、奇怪転界と異なる仮想論理は無数にあると思う。
奇怪転界に対する異論・反論など、ご意見を頂ければ幸いである。